呼吸器科の疾患は、感染性のものから慢性の肺の閉塞性、気道系の障害、胸膜に関連する疾患など、呼吸という生命を維持する為に欠かせない機能に関する疾患を扱います。

患者に共通する特徴としては、呼吸が困難になる症状や痰が多く出る、胸部が痛むなどの性質があり、その結果、酸素療法が用いられるケースも多いので、酸素吸入装置の扱いが多くなるのが特徴です。呼吸器内科では、診察や検査結果に応じた薬物療法が主な診療内容となるため、看護師に必要とされるスキルとしては、ドクターの診療介助や、検査の準備、服薬に関する説明などが挙げられます。

しかしながら、検査内容は多岐に渡り、呼吸器機能の検査や気管支鏡の検査などでは、最新の医療機器を駆使した検査も行われる為、最新の検査機器の扱いについての知識が求められる事が一般的です。また服薬指導も看護師の重要な職務の一つとされる事から、各呼吸器系の疾患で異なる医薬品の名称や、進行度合いに応じた薬物療法の知識なども必要になるのです。

さらに呼吸器科という診療科目では、感染性の症状を扱うことから、院内感染を防ぐ為に徹底した衛生管理が必要とされます。そのため、院内の除菌は看護師の重要な職務とされ、看護師自身も感染症を防ぐ手段を徹底して守る事が大切です。呼吸器内科を希望する看護師には、幅広い呼吸器に関する疾患の知識と、専門機器を扱うスキルが求められます。また、それぞれの診療科で必要なスキルは異なるため、専門的なスキルを熟知して現場で活躍できる看護師になりましょう。